春の夜の珍事 [おしゃべり]
一昨日の金曜日、どうしてもこの日に借りていたCDを返さないと延滞料が発生してしまうので、車で5分ほどのレンタルショップへ。
せっかく出かけてきたのだしと思い、新しくDVDを物色したけど、新年度の激務の中で暇があるなら寝たいしなと思い直し、何も借りずに外へ。ついでに隣のミスタードーナツで週末用の朝ご飯を飼い、ちょっと一息も入れたかったので、コーヒーを飲みながらしばし読書。
この辺のことはどうでもいいんです。ただ車を止めてからどのぐらいの時間が経過したかということだけ心に留めてください。
そして、ドーナツの箱を持って、我が愛車の元へ。ドアを開けて、助手席にドーナツの箱を置き、運転席に座ってエンジンをかけようかなと思ったら・・・
へ?男の人がボンネットで何か書いている?
注意されるほどの長時間駐車してないし、レストランとかカラオケ店も共通の駐車場なので長時間駐車で注意ってのは見たことなかった。場所を借りてるだけなら車の持ち主が戻ってきたらどきますよね。
不審に思って、もう一度車を降りていって声をかけようとしたら・・・・・・
ウソ!ね、寝てる???
冬に暖を求めて、ネコに居座られたことはあるけれど、人間にボンネットを占領されたのは初めてす。そして、二度とあってほしくないけど。
明らかに酔っぱらって、いえ泥酔しているようで、時々「ウっ」てなってる。この瞬間「ヤラレタ」って思ったけど、なんとかそこはセーフ。でもイツナンドキ噴出されるかわかったもんじゃない!
しかし、人間、信じられないものを見た時は、思考がフリーズしますね。(あれ?これ私の車じゃない?)(いやいや、今さっき、1回乗り込んだじゃない)(え?私、この人が起きるまで帰れないの?)
「あのー、すみません。車出したいんですけどぉ」んなこと言ったって起きる様子なんてないほど正体不明。結婚指輪もしてるのに、しっかりしろよぉ。奥さん泣くよ?
レンタルビデオショップに戻り、助けを求めようとしたのだけれど、突発事故に弱いKOTOはワタワタしてしまい、うまく話せない。
「あ・・・あのぉ、えっと、なんか知らないおじさんが、車で寝てるんですけど」
「は、はい?」
(そりゃそうだ)
「あの、駐車場で」
「えっと、駐車場は・・・ちょっと待ってくださいね。」
そう、この駐車場は複数店舗共通のものなので、この店に責任を求めるのは無理かもしれない。でも助けてー。
その時、近くにいた別のお客さんの男性が「酔っ払い?」と言いながら助けてくれました。もう、天使に見えましたね。惚れそうでした(コラ)
結局、酔っ払い氏はそのお客の男性にずりずり引きずられて、ベッドと化していた私の愛車から引きはがされ、店舗の壁のあたりへ。それでもまだ気づかない。
そのうち、はっと気が付いたけれど何が起こっているのか、わからない様子。
そしてふらふら歩き出し・・・へ?車道へ!!!
お客の男性と後から来たレンタルショップのお兄ちゃんが「あぶないっ」と言いながら追いかけていきました。
私は、ごめんなさい。なんだか私の車の居心地がよかったらしく、戻りたそうな目線も感じたので、「大丈夫ですよ」というお言葉に甘えて最後まで見届けずに帰ってきちゃいました。
春の夜の珍事でした。皆さん、正体なくなるほど飲みすぎちゃダメですよ。
飲みすぎても他の人の車のボンネットに突っ伏して寝ちゃったりしたらダメですよ。
助けてくれた男性、レンタルショップのお兄さん、この場を借りて、ありがとうございました。