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風の吹くまま地中海 その2:どたばたの出発(まだ日本) [旅]

今回使ったエミレーツ航空のドバイ行きはセントレア発の最終便で22:45の出発予定。
アパートからセントレアまで行く方法を調べたら空港バスで行くのが一番いいかなぁと思ったのですが(去年は電車で行きましたが、バスのが乗り換えが少なく済んで楽そう)、その最終が18:20。所要時間1時間半ぐらいとして20時前にはつけるから、これで行きましょう。時間に余裕があるから空港で晩御飯たべて(どうせ遅くても機内食でるから軽くていいな)そうだ!セントレアにはお風呂があるじゃない!搭乗前にひとっ風呂と行きますか。空港バスに乗るバス停までのバスの時刻も調べて…とここまでの計画は完璧でした。

さて最初のバスの時間も迫ってきたし、行きますか!とスーツケースを閉じてカギをかけて……かけて……かけ……?????
かからない。いや、そんなはずはない………けどかからない。
どうやらカギが壊れたようです。えええええ?初めて海外に出た時から旅を共にしてきたスーツケースさん、こんな時に壊れますか?昨日はかかったじゃないの!!!

時間もないのでとりあえずカギのかからないスーツケースに荷物を詰めたまま出発。セントレアに売ってるよね……。どうせなら昨日壊れてくれれば、買いに行けたのに。
でもまぁ、カギがかからなくなった方でよかったと思うことにしました。全部詰め終わったスーツケースのカギが開かなくなったら?!ましてそれが旅先の異国の地だったら??出発前のハプニングで済んだだけよしとしなければ。

そして市バスのバス停に到着。ほどなく空港バスに乗る藤が丘行きのバスが来て乗車。
「次は終点、印場駅です」

………え?

はい、そうです。行き先の違うバスに乗りましたとも。同じバス停に7分と10分で違う行き先のバスが来るなんて……はい、乗る前に確認しなかった私が悪いです。
悪いですよ?でも、慌てて降ろしてもらって、さっきのバス停に戻ろうとした時、乗るはずのバスが……バス停まで10メートルといったところでしょうか……。
「無理です。バス停で乗ってください。」

えええええ?
規則も大事です。時間通り走ることも大事です。
でも電車を駅以外のところで止めろって言ってるんじゃないんですよ?バス停そこに見えてるんですよ?重いスーツケース引いた非力な(?)女性1人が困ってるんですよ?そこでちょっと融通効かせてくれても、乗ってる人だって誰も怒らないんじゃない?
マルタではスーツケースをバスに乗せようとしただけで、運転手さんが運転席から出てきて手伝ってくれ、降りる時も「降ろしてあげるよ」ってひとこと言って降ろしてくれました。それも恩着せがましくなく、極自然にできるところが、行動として染みついてるってことでしょうか。

       
     ヴァレッタのバスターミナルと空港を結ぶ8番バス

日本に帰って来てから乗った市バスの運転手も、ドアのところにバーがあって狭くなっていたためスーツケースを降ろすのを苦労していた私を「早く降りてくれよ、バスが遅れるじゃないか」と言わんばかりの目で見ていただけでした。
自分でなんとかできる分だけの荷物しか持っていませんし、助けてくれないのを恨みがましく思うってのじゃないのだけど、あぁ、日本に帰ってきたってこういうこと?って思うの、悲しくありませんか?

っと、自分のドジを棚に上げて……、話が逸れました。

結局そこからタクシーを呼んで(最初からそうすればバス停までスーツケース転がしていく手間が省けたのにって話ですよね)空港行きの最終バスには遅れずに乗ることができました。

さて、スーツケースです。
あった!!まだやっててよかった!!壊れたスーツケースとほぼ同じサイズのもの(赤とグレーがあったのだけど赤が品切れでグレーしか選択肢なし)を2万円ほどで購入+古いスーツケースの処分料1000円。出発前にとんだ出費です。

       
       ヴァレッタのホテルにて

お店の方に教えてもらった多目的トイレはスペースが広く、中にベンチもあって、詰め替え作業を人に見られずにすることができました。空港でもう一度スーツケース広げて…なんてことはしょっちゅうやってますから、見られてどうってことはないのだけれど。

これまで一緒に空を飛んできたスーツケースの処分を頼んで(こんな時じゃなければ持ち帰って修理を試みるのだけれど…)さあ、チェックインしなくちゃ。余裕をもって出てくる計画にしておいて本当によかったです。なんとか2時間前にチェックインもでき、軽食を……軽食……を?なんとほとんどの飲食店がオーダーストップ済み。かろうじてやっていた豆天狗(高山ラーメンの有名店)でラーメンをすすり、そんなこんなで21時。

うーんどうしようかなーと思いましたが、出てくる日も名古屋は暑く、てんやわんやで既に汗だく。のんびりつかる時間はないけれど、やっぱり汗は流していきましょうと宮の湯でさっぱりしてから出国しました。

この宮の湯ですが、露天風呂はないものの、展望風呂から滑走路が見えて飛行機の離着陸を眺めながらお風呂に入ることができるんです。この日は時間も限られていて、私が見ている間に離着陸はなかったけれど、セントレアを利用する際にはオススメですよー。

っと、出発前からこんなにどたばた劇の今回の旅、さて無事に行ってこられるのでしょうか。いえ、帰国してますから無事なんですけどね。まだ飛び立ってもいないところでですが、続きはまた今度。


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