風の吹くまま地中海 その5:マルタの古都へ [旅]
マルタ滞在も6日目。タイビングスクールのスタッフさんの一人には、ライセンスもとったことだし、次はいつ潜るんだ?と言われて「まだマルタに来てヴァレッタとここしか知らないから明日から観光するの」と言ったら「頭は大丈夫か?マルタでダイビングよりいいことがあるのか?」と言われましたが(^^;)やっぱりせっかくだもの観光もしておかなくちゃね。
というわけで1日1か所のペースで観光スタートです。まずはラバト(Rabat)とイムディーナ(Mdina)。1か所と言いながら2つの街の名前をあげていますが、この2つの街は隣り合っているのです。イムディーナはヴァレッタに拠点を移す前の首都だったところでアラビア語で城壁の街という意味だそうです。別名サイレントシティ、静寂の街。その外に広がっている都市がラバト。
バスの車窓から。街が見えてきました。あれが目指す街かなー?
バスで降り立ったのがラバトの近くだったのでラバト観光から始めました。
聖パウロ教会。向かって右側の扉が開いていたので中を見ると小さな礼拝所でした。
この街で見たものは、ひたすらお墓お墓お墓。まずこの聖パウロ教会に隣接する地下墓所から。入場料を払ってオーディオガイドを借ります。
ヨーロッパ各国語が用意されているけれど、日本語はないので英語のもの。
詳しくわからないところは、まぁ……流れで理解した気分に(笑)
地下墓所ということで、なんか写っちゃいけないものが写ったらやだなぁ…と
思ったけど、みんな写真を撮っていたので私も撮ってみました。
左は埋葬(埋めてないけど埋葬でいいのかな)される人と会葬者が最後のお食事を
したテーブルなのだそう。墓所の中のところどころにありました。埋葬の場所は、
家族?一族?ごとに決まっているようなので、その近くのテーブルでお別れをする
のでしょうね。
今は無機質な石の洞窟だけれど、昔は埋葬されている人におくる絵が至るところに
描かれていただろうなぁと思わせる名残(右)もありました。
聖アガサの礼拝所。
中は撮影禁止なので入り口だけ。
続いて訪れたのが聖アガサの礼拝所とそこから続く地下墓所。3世紀に聖アガサがローマ皇帝の迫害を逃れて隠れたという伝説の場所なのだそうですが、うーん……ヨーロッパ旅行する時は少しはキリスト教史の登場人物とかお勉強した方が楽しそうですね。日本で言うなら古事記の現代語訳みたいな本、とっつきやすいのご存知の方、教えてください(^^ゞ
ここも奥には地下墓所が続いていますが、聖パウロの地下墓所と比べるとだいぶ小規模。そろそろ背中も寒くなってきたので、ざっと見て回ってお墓巡りは終了。実際に石を切りだして墓地を広げているところなので内部はひんやりしています。
ラバトの街。
道が旗で飾られていて、さいしょはこの街の特徴なのかと思ったけれど、この後
あちこちの街でこのような飾り付けを見ることになります。
その謎は(なんて大げさですね)いつかこのブログでお伝えする日が…きっと。
さて、次はサイレント・シティ、静寂の街イムディーナです。
……でも、街全体が観光地って感じが私にはしたのですが(汗)
城壁に囲まれた古都イムディーナの入り口。
左がギリシャ門、右がメインゲート。私はメインゲートから入場。
イムディーナの大聖堂 The cathedral
夕方が近づくにつれ、空のいろはますます青く
このブログではまだ登場していないけど(この方もいつか紹介しますね…笑)マルタのことをいろいろ教えてくれたドイツ人のおじちゃん曰く現在の首都ヴァレッタにある聖ヨハネ大聖堂はCo. cathedral、つまり今に至ってもこちらの方が格が上ということのようです。パウロのとかヨハネのとかついていないところが、それっぽいですよね。
併設する博物館も見学したけれど、こちらは撮影禁止。カテドラルの内部はフラッシュ禁止で撮影はOKでした。
イムディーナにて。
よく見ると車の下でにゃんこがお昼寝していますがわかりますか?
この旅で撮った写真の中でもお気に入りの中の1つです。
イムディーナでは入場して見学したのはカテドラルと博物館のみ。あとは高台のカフェでのんびりと景色を眺めて時を過ごしました。
どうも旅に出ると欲張ってあちこち回ってしまうクセのあるKOTOですが、今回の旅では何もしない時間を作ることも目指してみました。
最近は絵はがきも買うだけで日本へ持ち帰ってしまうことが多かったけれど、マルタからはけっこうはがきも出したかな(…と、届いてないよーと言う方いたらごめんなさい)。
イムディーナからヴァレッタの方向を臨む。(た、、、たぶん)